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Smart Solutions - 株式会社シンプライドによる事例
■ ベトナム・オフショア開発事例 実践企業に聞く - 株式会社シンプライド

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株式会社シンプライドはベトナムIT企業である Smart Solutions を活用したオフショア開発を、すでに数回実施している。シンプライド代表取締役 犬塚健氏(写真左)にその成果、注意点などについて詳しく聞いた。(写真右は Smart Solutions ブリッジSE Binh(ビン)氏) logo

もくじ 
  1. シンプライドの業務内容
  2. ベトナムでのオフショア開発の概要
  3. Smart Solutionsとの出会いがきっかけ
  4. 契約の不安はなかった
  5. 開発開始してからのうれしい誤算
  6. オフショア開発を終えて
  7. 今後のSmart Solutionsへの期待と要望
  8. Smart Solutions Binh氏 からのメッセージ


■ シンプライドの業務内容

-- シンプライドの業態について教えてください。

コミュニティサイトなど、Web系のシステム開発がメインです。ある程度の規模のものは、社外のエンジニアに協力をお願いすることもよくあります。 自社でSOHO・小規模事業のソフト会社のための案件提供サイトも運営しているため、外部のエンジニアの情報は比較的よく集まってきます。

■ ベトナムでのオフショア開発の概要

-- Smart Solutionsとのオフショア開発の形態を教えてください。

現状では私が設計を担当し、ベトナムのIT企業であるSmart Solutionsへコーディング~総合テストを依頼する形が一般的です。

-- ベトナムのオフショアで開発したシステムの概要を教えてください。

携帯SNSプロジェクト、携帯ポイントアプリプロジェクト、あともう一つは携帯と関連があるものの、WebインターフェースのみをSmart Solutionsに担当して頂いたプロジェクトの3つです。規模はそれぞれおおまかに、13人月、6.5人月、4人月分をSmart Solutionsに担当頂きました。

携帯のシステムは3キャリア(AU、SoftBank、DoCoMo)全てに対応するため、開発にはBrew、J2ME、DoJaを使用しました。

-- 成果はいかがですか?

こちらで管理をしっかりすることで大きな問題もなく、安定した品質のものができています。

■ Smart Solutionsとの出会いがきっかけ

-- オフショア開発の検討を始められた時期ときっかけを教えてください。

2006年の10月頃です。携帯ポイントアプリの開発案件の話をお客様から頂いて、その予算と技術に対応できるエンジニアが見つかりませんでした。その時に、ある日本の会社を通して知ったのがブリッジSEのBinhさんと、Smart Solutionsでした。

ですがそれまではオフショア開発をやることを全く意識していませんでした。というのも、前職時代にオンサイトで韓国人や中国人のエンジニアを呼び寄せてい るチームがすぐ近くにあったのですが、あまりうまく行っていないとよく聞いていたからです。自分には縁の無いものだと思っていました。

ですので、Smart Solutionsを知ったことがオフショア開発を検討するきっかけとなりました。

-- Smart Solutionsをパートナーの候補にした理由は?

先ほども申し上げたとおり、携帯アプリの開発実績のある日本人だと、価格的に折り合わない。その点、Smart Solutionsは携帯アプリの開発実績もあり、価格も非常に低く抑えられる。さらに 紹介して頂いた日本の会社のお墨付きもあったので、候補としました。

その日本の会社との今までの実績もあったので、そのまま決めました。

■ 契約の不安はなかった

-- 契約時に不安な点はありませんでしたか?

実は当初は、紹介して頂いた日本の企業が間に入る形での契約形態でしたので、Smart Solutionsとの直接契約ではありませんでした。そのため、いつもと同じように日本企業との契約という形で、心配はしていませんでした。

-- 直接契約するようになってからは?

既にSmart Solutionsとのプロジェクトの進め方をある程度わかった後だったので、安心して契約しました。ですが正直、日本企業と比べて細かいですね。 とは言え、一度日本企業と口約束で失敗しているので、その姿勢は逆に安心です。

■ 開発開始してからのうれしい誤算

-- 開発の体制はどのような形ですか?

日本側ではシンプライドの私、ブリッジSEのBinhさん、そしてベトナム側でSmart Solutionsのメンバーという形です。ブリッジSEのBinhさんは元々日本にいたので、呼び寄せの費用を負担する必要はありませんでした。

私からは日本語の設計書を最初に送って、Smart Solutions内のコミュニケーターが翻訳しました。設計書で不足している部分はBinhさんから質問があり、細かい部分はBinhさんを通してSmart Solutionsのメンバーに伝えて頂きました。

-- Binh氏とのコミュニケーションはうまくいきましたか?

それぞれの仕事場で仕事をしているのですが、最初は「連絡するときはメールやチャットのように、文字で残るものにしてくれ」と言われていました。ですので 当初は日本語力に不安を感じていました。ですが、次第に電話やSkype通話、直接会っての会話も全く問題ないことがわかり、今では普通に話をしていま す。そこは当初に比べてうれしい誤算です。

また、日本にBinhさんがいてくれるという安心感も大きいです。もしBinhさんが日本にいなかったら、発注しなかったかもしれません。

■ オフショア開発を終えて

-- Smart Solutionsの改善点を挙げて頂けますか? photo1

2点あります。

第一に、テストです。自分がもう少しこれから管理していかなければいけない点でもあるのですが、時間の関係であまり管理できませんでした。その結果、テス ト件数についての感覚の違いが出ました。つまりテスト件数がこちらの想定よりも少なかったです。またテスト品質について、デグレードを部分的に起こした箇 所もあり、その根本原因を追究できていません。

そのようなことから、私の検収にかけるテスト工数が想定よりは膨らんでしまいました。

第二に、組織としての体制です。ブリッジSEのBinhさんほどレベルの高い方の代わりがいるのか(Binh氏注:代わりのブリッジSEは日本にいま す)、また、いたとして同じようにうまくできるのかが不安です。そこが今後長いお付き合いをしていく上で大事だと思っています。

-- オフショア開発をしてみていかがでしたか?

オフショア開発というと当初は多くの会社がコスト削減を目的に、安易に飛びついて失敗しました。そして最近では「オフショア開発をする」というと、お客様は「絶対失敗するでしょ」と言ってオフショア開発を拒否するケースも出てきました。

ですが私はSmart Solutionsとの案件で、管理をしっかりすることでかなり品質をコントロールすることができる確証を得ました。当初は不安だったオフショア開発も、今では自信を持って自分の選択肢の一つとして持つことができています。

-- これからどのような案件をオフショアに出すのが良いと思っていますか?

自分が管理できる範囲の案件です。そのために短納期のものよりも、ある程度納期に余裕があるものが良いです。お客様もそのことを理解してくれる方である必要があります。

■ 今後のSmart Solutionsへの期待と要望

-- 今後のSmart Solutionsへの期待・ご要望をお聞かせください。

やはり先ほど挙げた改善点への対応です。今後も長くお付き合いしていくに当たり、非常に大事だと思います。日本での基盤作りもしっかりやって頂けると非常に助かります。

お忙しい中、ありがとうございました。

■ Smart Solutions Binh氏 からのメッセージ


photo2犬塚さんがおっしゃったように日本で基盤づくりをしっかりやるのは非常に大事なことです。Smart Solutions が向上心をもって日本側で仕事のできるブリッジSEを増やし、ベトナム側で開発プロセスの改善すべきことをしっかり検討して行っていきたいと思います。 シンプライド会社と付き合いができるのは本当に縁がよかったです。仕事についていろいろな話ができたので、お互い信頼しあって協力して仕事の展開を考えています。 これからもシンプライド会社そして他の会社との仕事がうまくいくようにSmart Solutionsが努力して頑張ります。


※ シンプライドのWebサイト
※ 取材日時 2007年8月